誰でも出来るお金の増やし方

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お金が嫌いな人、いませんよね

【コラム】雪国の子供は雪だるまを作らない

 

 ■はじめに

こんにちは。健伍です。

 

 

以前の記事でも、わたしが転勤をしており、生まれ育った東京を離れ、

地方で暮らしているという話をしました。

 

money-tokyo.hatenablog.com

 

 

タイトルでお察しかもしれませんが、その転勤先の地方が雪国なのです。

 

そこで、今回は雪国で暮らすことがどれだけお金がかかるのか、雪国あるあるという形で、吐露していきたいな、と思います。

 

誰でも出来るお金の増やし方ならぬ、お金の減らし方です。

 

地方へ移住することを考えている人はぜひこの記事を読んで、雪国への移住を選択肢から外してもらいたいなと思います笑

 

 

■雪国あるある

 

①雪をどう処理するのか

さて、雪国というと、ご存知の通り降雪量が多い地域のことです。

 

雪は雨と違い、地面になかなかしみ込んでくれません。

 

どかさない限りその場に居座り続け、解けるスピードもたいして速くありません。

 

雪が降る地域はなかなか気温が上がらないのでなおさらです。

 

さて、気温が低くなかなか雪が解けない雪国ではどのような方法で雪を解かすのでしょうか。

 

まず、融雪剤を撒くことです。

 

塩化カルシウム塩化マグネシウムが混合された白い粉がホームセンター等で売っており、これを道路に撒くと雪が解けやすくなります。

 

札幌市などでは道端に融雪剤の入った袋が置いてあったりします。

 

この融雪剤が車の底を錆させてしまう原因にもなっています。

 

また、雪は白色のため、太陽光を通過させてしまうので、土をかけると熱を吸収しやすくなり、雪が解けやすくなります。

 

駐車場には融雪設備や消雪設備が完備されている場合もあります。

 

融雪とはロードヒーティングのことで、路面の床暖房のようなものです。

 

熱で雪を解かします。

 

費用はかかりますが、雪の解けるスピードがかなり速いです。

 

しかし、常にロードヒーティングが稼働しているわけではなく、大量に雪が降ったときに稼働するため、雪が完全に解けきれる前に稼働がストップしてしまうこともあります。

 

このあたりは大家のさじ加減です。

 

一方、消雪とは地下水で雪を解かし流すことです。

 

融雪に比べて、費用は安く済みます。

 

しかし、消雪設備がついている駐車場は地下水の鉄分で赤くなっていることが多いです。

 

また雪が解けると駐車場一面に藻が生えてしまうこともあります。

 

ちなみに、融雪設備や消雪設備を設置する際に、自治体が補助金を出しているケースが多いです。

 

さらに幹線道路を中心に、定期的な除雪が入ります。

 

除雪作業は何段階かあります。

 

雪が降った日に除雪車が道路に積もった雪を路肩にどかします。

 

路肩の雪がある程度の高さになってきたら、トラック、ショベルカー、送風車のトリオが登場します。

 

まず、路肩にできた雪の壁を送風車の風で崩します。

 

次に、崩された雪をショベルカーがトラックの荷台へ載せていきます。

 

このときトラックは何十台と集まり、雪が満載となったトラックは河川敷などに用意されている雪捨て場に運ばれます。

 

この除雪作業はワンシーズンに何度も行われます。

 

雪国は除雪作業でかなりお金がかかっています。

 

普段も車に雪が積もったら、雪下ろしをするので、時間がかかってしまいます。

 

統計はないのですが、雪かきによる時間のロスはかなりのレベルだと思います。

 

 

②雪国の子供は雪だるまを作らない

今回のタイトルでもありますが、雪国に移住してかれこれ2年以上が経過しましたが、冬期間に子供が雪だるまを作っているのを見たことがありません。

 

わたしも転勤前は、「雪国の子供たちは雪だるまを作っているのだろう」いうイメージが漠然とあったので、大変驚きました。

 

「雪国の子供たちは雪だるまを作っているのだろう」

 

これは雪国に住んだことがない人のエゴみたいなものでした。

 

雪が降っている期間は、外で遊ぶよりも室内で遊ぶことが多いのです。

 

意外かもしれませんが、雪国という環境にありながら、スキーやスノボのレベルは

全国平均値くらいというデータもあります。

 

寒冷地なうえ、室内で過ごす時間も長いため、暖房費はかなりかかります。

 

 

③家賃はたいして安くない

 

東北や北海道は家賃はあまり安くありません。

 

一方、九州は家賃が安いです。

 

なぜでしょうか。

 

答えは気温にあります。

 

寒冷地はどうしても家には保温性が必要となり、建築費が高くついてしまうのです。

 

比較的温暖な九州は家賃が安い傾向があるのはこのためです。

 

※九州より温暖な沖縄は、台風直撃が多いため、家を頑丈に作る必要があり、家賃はそこまで安くありません。

 

このように、雪国は冬を暮らすだけで費用がかなりかかってしまいます。

 

その代わり夏は夜間の冷房はほとんど必要ありません。

 

冷暖房のトータルは雪国とそれ以外の地域でさほど差は大きくないかもしれませんが、雪国特有の除雪費用が結構お金がかかってしまいます。

 

よって、地方移住を計画している方は、雪国はあまりおすすめできません。

 

いかがでしたか。

 

わたしも雪国に暮らして2年以上が経ってしまいましたが、やはり結局都会と生活コストがほとんど変わらないので、イライラしてしまいます。

 

転勤で地方にわざわざ移住するメリットはあるのだろうか。

 

自らの意思で目的があるなら素晴らしい場所だとは思います。

 

わたしは地方移住するとしても、雪国は絶対に選ばないです。

 

帰省費用も無駄なお金と時間だな、とつくづく思うわけです。

 

冬は雪のせいで飛行機が飛ばなかったりします。

 

雪道の運転も神経をすり減らします。

 

 

■おわりに

とににもかくにも雪国で暮らすメリットが見いだせないまま、時間が経ってしまいました。

 

※わたしはウィンタースポーツはしません。

 

残りの転勤期間で雪国のメリット、ひいては白い悪魔と邪魔者扱いされる雪の活用方法を見つけられたらなぁと思います。

 

以上、健伍でした。