【合法】借金を子供に肩代わりさせる方法
目次
■はじめに
こんにちは。健伍です。
今回は借金を子供に肩代わりさせる方法をお教えします。
■奨学金は魔法のお金
その前に、わたしの友人の話をします。
仮名はNくんとしましょうか。
彼の父は建築事務所を経営していました。
しかし、彼が小学校を卒業するあたりで、赤字を抱えて倒産してしまいました。
彼が見せてくれた幼少期のころの写真には大型犬を飼っていたり、家には暖炉があったり、優雅な暮らしをしていたことが見受けられました。
一気に転落してしまったわけですが、もともと老齢だった彼の父は身体に鞭を打ちつつ
単身、建築現場で出稼ぎをしています。
彼は公立中学校、公立高校と無事卒業し、大学受験のフェーズとなりました。
しかし、受験に失敗してしまい、私立大学へ進学となりました。
※彼の地元は国立大学が県下ナンバーワン。
大学に進学したものの、私立大学の学費を賄えるわけがなく、奨学金を借りました。
実家暮らしでしたが、さらに生活費も借りたそうです。
ちなみに父親と世帯を分けることで、世帯年収を大幅に減らし、公営住宅に格安に暮らしています。
奨学金で生活費を借りたことで、生活レベルを下げずに暮らしています。
というよりも、下げられないんですよね。
一度生活レベルがあがると下げるのはかなり難しいです。
借金返済もあるので、母親も働きに出るべきなのでしょうが、身体が弱いそうで車も持っていないのでネットスーパーで買い物をしています。
たしかイトーヨーカ堂のネットスーパーですね。イトーヨーカ堂ってそんなに安くないですよね。
彼自身も「大学生活は普通に送りたい!ちゃんと遊びたい!」という希望のもと、大学に進学しました。
東京へ遊びに行き、スタバが大好きで、iPadやiMacをもち、自転車はロードバイク。
そして、就職は夢の東京へ。
「借金をしているなら、もう少し慎ましい暮らしをしたらどうなんだろう」と思う人もいるかもしれません。
「彼は遊ぶ権利はあるはずだ!社会人よりも自由に遊べる!」とよく言っていましたが、起業や投資でもしていない限り、社会人の方がよっぽど自由だと思うんですけどね。
そんな生粋の浪費体質の彼ですが、就職は大好きな東京と決めており、何人かの友人の家を半年も居候し、就活をしていました。
(※無事、就活は成功しています。)
なんと友人の計らいで家賃の負担はなかったそうで、光熱水費や食費を折半していたそうです。
生活力の高さは一見です。
ただ、浪費体質のままだと、上京後の生活に苦労するのではないか、ということで
わたしも心配になったので、家計コンサルティングを行いました。
コンサルティング内容は主に意識改善です。
今ではメリハリのついた消費行動に変わりつつあります。
ロードバイクやオーバースペックのガジェットはそのままでしたが。
ただ、コンビニに寄ることが減り、意識が変わったそうです。
※後日談(追記)
現在、就職し、都内で一人暮らしをしていますが、社食を上手に利用して、食費を月30,000円に抑えることに成功しています。
わたしも報告を受けたときは嬉しかったです。
■奨学金はとりあえず借りておけ
さて、学費のほかに生活費として借りた奨学金はすべて家計に組み込まれており、実質彼は家族の借金を建て替えさせられていることと同義です。
彼の母親もよく考えたなぁと思います。
奨学金の方がこしらえた借金よりはるかに金利が低いでしょうし、一種の借り換えですよね。
そして、奨学金の返済は子供にさせるという。感服しました。
同じ方法で有利子(無利子が借りられればそれにこしたことがありませんが)の奨学金を借りて、住宅ローンの返済にあてるという方法も成立します。
■奨学金で投資をしたっていいと思う
あえて奨学金を借りて、それを軍資金に元本割れしにくいノーロードの投資信託の積み立てやソーシャルレンディングへの投資をするのも良いと思います。
わたしも投資をはじめてかれこれ2年になりますが、軍資金が足りないと思うことが多くなりました。
投資額は大台をようやく突破しましたが、まだまだ投資し足りません。
わたしは、幸い大学を奨学金を借りずに卒業できましたが、あえて借りておけばよかったなぁと強く思います。
これから大学へ進学される方や大学に進学中の方など、奨学金を借りられる方は、経済状況に余裕があったとしても、借りて投資すべきです。
その際に取るべき投資行動のうち、わたしのおすすめは以下の二つです。
①楽天証券やSBI証券などで、低コストの投資信託を毎月積み立てし購入する。
具体的には手数料の低い投資信託を購入することが前提条件です。
かの有名なバフェットも指摘していますが、手数料が安いインデックスファンドを積立して購入したほうが、アクティブファンドよりもよっぽど資産を増やすことができます。
※インデックスファンド:特定の指標に連動することを目指すファンド。特定の指標とは例えば、日経平均など。
※アクティブファンド:特定の指標を上回ることを目指すファンド。インデックスファンドよりも手数料が高い。
手数料が安い投資信託の中から、国内株式、国内債券、先進国株式、新興国株式それぞれの投資信託へ、1:1:1:1ぐらいで投資すればいいと思います。
「面倒なので1種類の投資信託だけで済ませたい!」という方は、こちらの書籍が明解です。
②ソーシャルレンディングへ投資する。
わたしが現在最も注力しているのが、ソーシャルレンディングです。
過去に取り上げましたが、匿名企業へ資金を貸し出す投資です。
運営会社は数多ありますが、おすすめは以下の三つです。
クラウドリース:利回りの安定性のバランスが良いためおすすめです。
グリーンインフラレンディング:高利回りを狙うならおすすめです。
maneo:安定性を重視するならおすすめです。
ソーシャルレンディングの詳細が知りたい方はぜひこの記事をご覧ください。
■おわりに
奨学金はあらゆる可能性を秘めています。
4月から新生活を迎える方も多いと思います。
あえて奨学金を借りることで、新たに投資生活をはじめてみませんか。
以上、健伍でした。