レポート 地方の若者の実態②
■はじめに
こんにちは。健伍です。
転勤で地方にいると、どうしても時間が余ります。
新たに社外の人とつながりを持つのは自然なことです。
そこで、地方の若者の実態第二弾を公開します。
■一軒家に1人で住む男性
年齢:30歳
職業:事務員
彼と出会ったのはとある寒い日でした。
彼はわたしと初めて出会う直前に引っ越しをして、一人暮らしをはじめました。
どうやら一軒家に住んでいるそうです。
「一軒家だと家賃が高そうですね」と尋ねたところ、どや顔で「親戚の家なので、家賃がかからない」とのことでした。
一癖もふた癖もありそうな雰囲気です。
「せっかくだし、家においでよ」ということで、怖いもの見たさで連れていってもらいました。
すると、古びているもののなかなか立派な一軒家でした。
その家はついこの間まで誰も住んでいなかったため、ライフラインが通っていなかったみたいです。
水道も風呂場と台所のみしか使えないようで、洗面所は壊れていました。
ところどころ長年人が住んでいなかったことによる痛みが見られました。
そして、なにより寒い。
冬を越すのは一苦労しそうです。
■年収は120万円だった
さて、そんな彼は事務員として働いているようです。
年収は120万円ということ。
クレジットカードを持っているか聞いたところ、数年前に金融事故を起こしており、それ以来作っていないため、銀行のキャッシュカードについているクレジットカードしか持っていないとのことでした。
本業の収入だけでは生活できないため、近くのコンビニでアルバイトする予定だそうです。
本業は8時から17時まで。コンビニはそのあと22時まで働くそうです。
土日はお休みで、平日は本業8時間、コンビニ4時間なので、12時間労働です。
コンビニの時給が750円なので、本業の10万円と合わせてようやく月収16万円です。
年収は192万円です。
※上記の計算は労働日数を年間240日と仮定した場合です。おそらくもう少し労働日数は多いでしょう。
■彼なりの副業
おそらくこれだけダブルワークをしていても、生活に潤いは足りないでしょう。
彼はマクロミルというアンケートサイトで小銭を稼いでいるとのことでした。
都市部ならば座談会があるので、月1万円は余裕で稼げますが、田舎なので座談会はありません。
このマクロミルというサイト、わたしも学生時代に大変お世話になりました。
アンケートに答えて、条件に一致すると、座談会に呼ばれます。
スマホや新商品のスナック菓子についてなど、座談会のテーマは様々です。
座談会は都市部の開催がほとんどです。
90分程度の座談会で謝礼が1万円もらえるというのが相場でした。
ぜひ都市部で時間を持て余している方は、通勤時間や待ち時間などのスキマ時間でできる副業としておすすめです。
マクロミルは座談会の謝礼はポイントで付与されます。
アンケート回答で貯まるポイントと合わせて、現金として銀行に振込申請できますし、Amazonギフト券に交換することもできます。
マクロミルへの登録はこちらからできます。
■ハピタスを紹介してみた
さてさて話を戻します。
わたしからこんな提案を彼にしてみました。
「せっかくなので、クレジットカードを作ってみないか?」
良い機会なので、ハピタスを紹介してみました。
案の定、彼は食いついてきました。少しでも稼ぎたいという意識を持っていたみたいですね。
早速、楽天カードに申し込んでいました。
■楽天カードの審査に落ちる
しかし、彼は楽天カードの審査に落ちていました。
審査の緩いことで有名な楽天カードの審査に落ちてしまうと、他のクレジットカードの審査も絶望的です。
ハピタスで稼ぐという方法は潰えてしまいました。
楽天カードで審査に落ちてしまった確かな理由はわかりませんが、おそらく過去の金融事故の影響が多いでしょう。
彼から聞いた話は以下に通りです。
クレジットカードを人に預けてしまい、10万円を使われてしまったり、そもそも自分の支払い能力を超える範囲で買い物をしてしまったり、あまりに金融リテラシーがないということが垣間見ることができました。
■お金を稼ぐ手段
お金を稼ぐ手段は実労働だけではないのですが、どうしても時給の低いコンビニバイトをやろうとしてしまう。
それしか仕事がないといったらそれまでですが。
彼はゆうちょ銀行に定期預金をしているみたいでしたが、空前の低金利のさなか、あえて定期預金を選ぶ必要性もありません。
その日は話を出しませんでしたが、ソーシャルレンディングや投資信託の積立をわたしはおすすめしたいです。
■おわりに
今後、彼と再会するかどうかはわかりませんが、もし機会があれば、ソーシャルレンディングや投資信託を教えたいと考えています。
資産の多寡によらず、資産運用の手段が容易に揃う良い時代になりました。
過去の金融事故や、現在の資産は関係ありません。
資産を増やすためには、自分が働くだけではなく、お金にも働いてもらうこと。
この基本を忘れないようにしたいものです。