グリーンインフラレンディング、分配及び償還の留保のお知らせ
こんにちは。健伍です。
昨晩、maneoマーケットから以下のお知らせが掲載されました。
https://www.greeninfra.jp/material/fund/news/grrenninfralending_info_20180705.pdf
2018 年 6 月 29 日付の「ファンドの募集停止等のお知らせ」においてお伝えいたしましたとおり、「グリーンインフラレンディング」におけるファンド(以下「本件ファンド」といいます。)については、投資家の皆様にご説明申し上げていた事業とは異なる事業等に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ないとの判断に至っております。
弊社は、鋭意グリーンインフラレンディング社及び最終貸付先企業に対応の要請を行っているところです。
ファンドの営業者であるグリーンインフラレンディング社が 7 月 11 日に分配を予定しております元金及び利息につきましては、同社に資金到達しているものの、返済原資に確認を要する事項があるとの判断により、当面の間、本件ファンドの投資家の皆様に対する償還及び分配の実施をやむを得ず留保の取扱いとなりますことご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
対象となるファンドにご投資頂きました投資家の皆様につきましては、別途ご報告をさせて頂きます。
投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛け致しておりますこと、心よりお詫び申し上げます。
7月11日の分配及び償還予定の資金はグリーンインフラレンディングに到達している模様です。
しかし、返済原資に確認が必要みたいです。
そもそも、今朝の日経のニュースでは「100億円規模の目的外流用」とも報じられているのですが、どうなのでしょうか。
「100億円規模の目的外流用」とは私的流用ではなく、あくまでJCサービスが7月1日に掲載していたお知らせの内容である、
募集中のファンドにおける「開発資金」として募集された資金が最終貸付先企業における募集対象案件に対して募集に先行して自己資金により支出を済ませた資金に充当されており、このままファンドの募集を継続することが適切でないとの指導を受けました。
の部分なのでしょうか。
200億円も集めておいて、利回りは12%で設定し、100億円も既に私的流用(報道では目的外流用)してしまっていた場合、2年も事業が持つでしょうか?
既に65億円は償還済みです。ちょっと考えづらい気もしています。
それから、本当に100億円規模の目的外流用があったとして、先月から疑惑が既に報道されているさなか、グリーンインフラレンディングとしてわざわざ7月の分配や償還の原資を集める必要はあるのか、と気になっています。
今朝グリーンインフラレンディングのページで確認すると、わたしが投資していた案件がすべて期失(期限の利益喪失)というステータスに変わっていました。
これまでは通常というステータスでした。
以下の画像はその一部分です。
遅延ではなく期限の利益喪失となっている点が気になります。
わざわざ期限の利益喪失のした理由はなんなのでしょうか。
わたしは返済原資はあるが期日(7/11)に返せないので、遅延ではなく期限の利益喪失としているという理解です。
さらに分配予定表も変化がありました。
投資元本がすべて7/11に返済されるという表示になっています。
昨日のmaneoマーケットの発表では、7月分の償還及び分配の原資は用意できているとのことでしたので、さすがに元本全て(165億円)を返済する原資はないと思っています。
あくまでシステム上こういう表示になるのでしょう。
あたかも元本が戻ってくるかのような表示ですが、昨日のmaneoマーケットの発表にあったように7月の分配及び償還は留保です。その後については言及されていません。
分配予定表はこれまで最長2020年4月まで表示されていましたが、現在は2018年7月までの表示になっています。
さらにさらに、返済実績一覧にも変化がありました。
これまですべての案件で運用中となっていましたが、状況が空欄となっている案件が多発しています。
ざっと見ると、ほとんどすべての案件で状況が空欄になっています。
どういう意味なのか気になりますね。
嫌な予感しかしません。
★ソーシャルレンディングを理解するおすすめ書籍
気になった点が多かったので、グリーンインフラレンディングに電話してみました。
その結果をまとめましたのでぜひご覧ください。
今朝の日経でmaneoマーケットについて記事があがっていました。
さらにNHKでも記事が出ています。