何が売れるかわからない世界
こんにちは。健伍です。
CASHというサービスご存知ですか?
現代の質屋(現代にも質屋はありますが)とも言われるサービスです。
自分の持ち物を写真にとると、査定され、査定された金額を引き出せます。
引き出しにかかる手数料は一律250円です。
このサービス、リリース当初は最低査定額を1,000円に設定していました。
そこで賢い人がH&Mで売っているヘアゴムセット(190円)をバラにして1つ1つ査定にかけると、1つ1,000円で買取されることができました。
いや、賢い。こういう思考すごく好きです。
残念ながら、現在は初回査定のみ1,000円以上という制限ができてしまったので、大きく稼ぐことはできません。
CASHの利益の源泉は主にふたつです。
物を担保にユーザーがお金を引き出す際の手数料
ユーザーが担保に入れた物を返してもらいたいときの手数料
特に、「ユーザーが担保に入れた物を返してもらいたいときの手数料」がポイントです。
ユーザーが物を担保に入れて2か月経つと、手数料を払って担保に入れた物を返してもらうか、そのまま物を引き取ってもらうか選択することになります。
物を返してもらうときの手数料が、2か月で15%。
例えば、物を担保に入れて1,000円受け取ると、2か月後までに1,150円を払わないと物は返ってきません。
この15%は年利にすると90%。
すごい美味しいですよね。
消費者金融やカードローンよりも高利です。
そもそも、消費者金融やカードローンは貸金業なので、質屋とは管轄される法律が異なります。
例えば、消費者金融やカードローンの場合は、上限金利は15%~20%となっていますが、質屋の場合、上限金利は109.5%です。
CASHはうまいこと貸金業者的なことを質屋っぽく実現しているのです。
こういう法律の穴をついた商売ってライバルも少ないですし、初動でドカーンと儲かりそうですよね。
わたしもCASHをダウンロードしてみたことがありますが、非常に使いやすいインターフェースで、担保に入れたいものを写真に撮るだけで査定額がわかるという魔法のような体験ができました。
※査定額が低すぎて質には入れませんでしたが。
つい最近だとレシートの写真を買い取るサービスがリリースされて話題になりましたよね。
ユーザー殺到で16時間でサービスストップしていました。
リリースから半月経ちましたが、再開していないようです。
かなりざっくり説明すると、ユーザーがレシートの写真を提供するとお金がもらえます。運営会社はそのデータをさらにどこかへ売りつけるというビジネスモデルです。
面白い発想だけど、買い手が本当にいるのか気になります。
というか買い手がいたからリリースされたんでしょうね…。
世の中何が売れるかわかりませんね。