誰でも出来るお金の増やし方

誰でも出来るお金の増やし方

お金が嫌いな人、いませんよね

地方の若者の実態①

 

目次

 

 

■はじめに

こんにちは。健伍です。

転勤で地方にいると、どうしても時間が余ります。

新たに社外の人とつながりを持とうとするわけで、最近出会った2人が地方の縮図だなと思ったので、記事にしようと思います。

 

 

■ケース1「現状に満足している介護士

年齢:21歳

職業:介護士

 

 

たまたま近くまで遊びに来ていた彼と食事する機会がありました。

どこにでもいそうな青年です。

 

 

専門学校を卒業後、介護士の資格を活かし、介護士として働いています。

高齢化のスピードが凄まじい地方では、介護施設がたくさんあります。

介護施設は雇用の受け皿ともなっており、彼のような若者は介護士となることを選びます。

それもそのはず、地方は介護施設とコンビニの求人が溢れています。

正社員を目指すならば介護施設、アルバイトならコンビニというような感じです。

県庁や市役所、地銀は一握りの大卒がポストを占めています。

大学全入時代といえど、地方の大学進学率はそれほど高くありません。

大卒でも地元で就職するよりも、東京などの大都市へ就職する人も少なくありません。

 

 

地方は介護施設が多いので、介護士の資格が取得できる専門学校もちゃんとあります。

地方にいるとあまり仕事の選択肢がないと言っても過言ではないかもしれません。

介護士以外でよくある仕事は、農家、メーカーの工場勤務、公務員、銀行員、そして医療関係(医者、看護師)。

仕事を選ぶなら、それなりにお金を積んで、それなり勉強をして、しかも地方から出ていく必要があります。

 

 

彼は実家から介護施設に通勤しています。

最近軽自動車からプリウスに買い替えたようです。

もちろんローンです。

地方で暮らすと、家と同じくらい車は大切です。

公共交通機関が発達していないことがほとんどなので、何をするにも車は生活とは切って離せない関係です。

ちなみに実家暮らしです。

結婚を目前としないと、わざわざ一人暮らしを選ぶ若者はあまりいません。

就職や進学で地元を離れない限り、一人暮らししている若者はあまり見かけません。

むしろ、地元から少し遠くても、車で通勤や通学をする若者が大勢います。

だからこそ車にはお金をかけるのです。

一人暮らししてもやはり車は必要ですからね。

 

 

介護士の仕事は夜勤があり、シフト勤務です。

夜勤があるので、給料はそこそこ。深夜手当のおかげです。

しかし、夜勤の日は15時から翌9時までの実に18時間勤務。

かなりの激務です。

休憩時間は途中2時間あるそうです。

手のかかる入居者があまりいないようで、夜勤は居眠りもできるし楽だと彼は言っていました。

 

 

実家暮らしなので、お金には余裕があるようです。

夜勤もあるので、そこそこお金ももらえている様子。

休みの日は東北中を愛車のプリウスでしょっちゅう遊びに回っているとのことでした。

どうやら貯金はあまりしていないようです。

将来への危機感はほとんどなさそうでしたが、良くも悪くも現状に満足しているように見えました。

 

 

■ケース2「脱サラしてスペインにワーホリへ」

年齢:29歳

職業:無職

 

 

会社員として働いたのち、日本の先行きに不安を覚え、会社をやめた方にお会いする機会がありました。

今はスペインへのワーキングホリデーのため、語学勉強に励み、今年の秋からスペインへ行くそうです。

会社員をやめている間は実家の農家を手伝ったり、アルバイトをしたりしています。

失業保険を満額受け取り終わった後、ワーキングホリデーへ出発します。

 

 

スペインを選んだ理由は、スペイン語が話せる日本人が少ないことと、スペイン語圏はまだまだ発展途上の国が多く、発展の余地がありそうなことだそうです。

日本の先行きに不安を覚え、自助努力をしている若者は東京に限らずどこにでもいるのだと、わたしはいい刺激を受けました。

同時にわたしはあくまで日本に頼りきりだということ、つまり日本で生涯を終えることを暗に前提にしてしまっているなと反省しました。

 

 

日本が破たんすることを祈っているわけではありません。

何ならもう一度繁栄してほしいとすら願っています。

しかし、何が起こるかますます予想できなくなってきているのも事実です。

万が一の時のために、円建て資産を減らしておきたいし、国外でも働けるだけの能力をつけておきたいです。

日本がダメになることには、翻訳がAIによって自動化され、言語の壁がなくなるとわたしは予想しているので、脱出のために費用の貯蓄と一層の金融知識、投資経験を身に着けていこうと思います。

 

 

■おわりに

地方に住んでいる若者といっても様々。

今後もわたしが出会った若者についてレポートすることで、地方のリアルな実態を感じてもらえればと思います。