グリーンインフラレンディングが現代ビジネスに取り上げられる
こんにちは。健伍です。
JCサービスと細野氏の件が取り上げられている記事がありました。
ご紹介します。
引用元
気になった部分を引用します。
※太字、前略、中略、注釈はわたしが入れました。
JC証券の田村謙治取締役が説明する。
「昨年10月19日、細野氏に5000万円を貸し付け、今年4月9日に返済を受けているのは事実です。
(中略)
裏ガネの要素はありません。また19日といえば投票日(22日)の3日前であり、選挙資金でもない。
(中略)
証券監視委の指摘を受けた返済というわけではありません」
JCサービスの子会社であるJC証券の役員は細野氏への貸付の事実を認めています。
GILの怪しさが決定的になったのは、細野氏5000万円問題の発覚と同じ6月27日である。
同社は、maneoマーケットというソーシャルレンディングのプラットフォームを使って募集していたのだが、「開発資金として募集された資金が、最終貸付先企業における募集対象案件に対して、募集に先行して支出を済ませた資金に充当されており、ファンドの募集を継続することが適切でないとの指導を受けました」という。
回りくどいいい方だが、要は、別のファンド資金に流用しているという指摘。
ソーシャルレンディングは募集企業と運用企業が同じことが多い。
(中略)
過去に、みんなのクレジットが業務停止命令を受け、ラッキーバンクインベストメントは業務改善命令を受けた。
証券監視委は、GILに同じ疑いを持ち、調査に入った。
細野氏への5000万円はJCサービスからJC証券に貸し付けられた2億5000万円の増資資金の一部だったが、これも目的外使用を疑うことができ、それを理由にしたGILのファンド募集停止は、JCサービスへの資金供給の中断を意味し、同社グループに経営破綻の恐れが生じている。
やはり、証券取引等監視委員会はグリーンインフラレンディングに調査へ入っています。
資金供給源のグリーンインフラレンディングの募集停止はJCサービスの破たんを意味し、maneoはどうするか決めかねているのでしょう。
投資家としては、みんクレやラキバンの名前が出てくるといい気はしませんね。
しかし、背景は予想以上に複雑です。というか厄介。
(前略)
JCサービスと細野氏には、どのような接点があったのか。
つなぐのは、(中略)大樹グループである。
「大樹を率いるのは矢島義也氏。知る人ぞ知る政界フィクサーです。松下政経塾一期生の鈴木康友浜松市長、野田佳彦元首相と親しいので『民主党のタニマチ』といわれましたが、自民党にだって支援する政治家はいて、政官界に人脈を広げ、ビジネスチャンスにつなげるのがうまい、というか好きな人なんです」(矢島氏を知る経営者)
(中略)
JCサービスとの関係もそうした一環。
(中略)
太陽光発電、バイオマス発電などに注力するJCサービスとの関係を深め、前出のJC証券には、前出の元民主党代議士の田村氏のほか、同じ元民主党代議士の和田隆志氏、日本維新の会の松田学元代議士が役員に名を連ねる。
3人とも大樹グループに在籍していた。
細野氏は、昨年12月、中久保氏とともにバイオマス発電事業に絡んでタイを訪問、タイの副首相を表敬訪問するなど事業を側面支援。
(中略)
JCサービスグループと大樹グループ、双方に近い政治家は幾重にも絡んでいる。
フィクサーやらなんやらドラマのような話になってきました。
maneoからすると、訳ありすぎるグリーンインフラレンディングを潰そうにも潰せない事情が見え隠れしています。
集めた資金は200億円。運用中は約160億円。
利子の支払いだけでも毎月2億円程度は必要になります。
maneoのDE社案件はやはりグリーンインフラレンディングの救済案件なのか?
匿名化に阻まれてわかりませんが、償還次第でおのずと判断できそうです。
グリーンインフラレンディングが潰すことはmaneoの今後を考えると地獄に見えているのではないでしょうか。
これが投資家にとって救いとなるのか。
maneoを筆頭に関係者がうまいことやってくれることを祈るしかありませんね。
複雑な気持ちです。
★今後のスケジュール
7/6(金):グリーンインフラレンディング発表日
7/11(水):グリーンインフラレンディング分配・償還日
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